プラモデルギャラリー6

 

51:三菱ふそうキャンター ニックなし
(フジミ 1/32)

 

 





 

事実上アオシマの1社独占だったトラック模型市場でしたが、2007年にフジミが突如新規参入しました。
しかも、その内容はスケールモデルとして十分すぎるほどの出来であり、さらにそれまで空白だった2トンクラスという
本当に驚きの出来事でした。

このキャンターはその記念すべき第一作目です。
丁寧に組み立てれば、だれでもリアルなトラック模型が作れるというのはすごいことでした。
その後もダイナとその兄弟車、レンジャー、プロフィアなど続々とリリースが続き、実車再現のデコトラキットなども出ましたが、
近年は新作もすっかり絶えてしまい寂しい状況となっています。

今回のキットは、値段を下げて2013年に再販されたものです。
中身は以前のものと基本的に同じですので、かなりお得になっています。

基本的にキット通りの素組みです。ボディカラーは純正のアラスカグリーンを再現してみました。
微妙な色なので再現が難しいのですが、私の場合はタミヤの明灰白色をベースに
クリアグリーンや水色などを適当に足してそれらしい色を作ってみました。

バンパーは手持ちのパーツから一つ足してダブルバンパーにし、サイドとグリル内にマーカーを付け、泥除けをチェック柄にして
トラック野郎ブームのころ、家で使っているトラックに車好きな息子がちょっといたずらした(笑)
という感じにしてみました。

※2014..8.10追記
息子の飾り好きがエスカレートして、気づいたらこんな風に(笑)という仕様にしてみました。


 

52:日野レンジャー2 天下御免
(フジミ 1/32)

 



 

こちらもフジミのキットで、80年代に名車を多数輩出した型のダイナと、
その兄弟車のレンジャー2とデルタがキット化されています。

ベースは再販された「房総車体仕様」のレンジャー2で、最初はそのまま組もうと思いましたが、
他のキットから箱を移植して箱車にしました。

キットには飾りは特に入っていないので、フロントバンパーは手持ちのパーツからバスバンパーを流用し、
サイドとリアはアオシマのバリューデコトラのキットパーツなどを加工流用。
ハシゴは箱車のキットに入っていたおまけパーツそのまま使用しました。
内装は赤の金華山仕様にしてみました。

素組みでもこれだけのリアリティがあるので、飾りの自作などにもそれなりのスキルが要求されるキットではあります。

 

※2015.4.15追記 80年代っぽい感じのデッキとバイザーを自作してみました。
※2016.02.23追記 デッキとバイザーのマーカーをグリーンに変更しました。

※2018.08 売却しました。

 

 

53:トヨタダイナ後期型 ニックなし
(フジミ 1/32)

 

 



 

こちらは元々箱車のキットで、再販ものではありません。
荷台を上のレンジャー2と交換して製作しました。

荷台周りはとても凝っているのですが、飾りのパーツが全くないので素組みだとちょっとアンバランスな感じです。
かつては飾りのついたキットもあったのですが、現在絶版のようです。

なので、とりあえず一次架装をしっかり終えてこれから飾りをつけていく、もしくは飾りを外した状態で譲渡された
という感じにしました。今後飾りをつけようかとも思います。

フロントバンパーは純正だとさびしいので、ふそうファイターの純正を切り詰めて装着。
当時の実車でも似たような例はあったと思います。

ホイールキャップは前輪にアオシマ、後輪にフジミを使用しました。
室内はフロッキー粉末とフェルトを使用して、ピンクのチンチラ仕様です。
紫のキャブと合わせ、自家用のシャコタンジャパンと同じ内外装にしてみたという設定(笑)

 

※2015.4.15追記 部品取りにするため解体しました。

 

 

54:日野レンジャープロ 初音ミク営業車
(アオシマ 1/32)

 

 




 

このキットはイベント限定で発売されたもののようで、外装にアオシマの表記はどこにもありませんが、
中身はアオシマのレンプロそのものです。

内容としては、基本的に痛車シリーズのキットと同様の構成となっています。

基本的に素組みで製作しましたが、窓は色つき仕様にし、ナンバー枠はパイロットランプの付いたものを使用して
ちょっとデコ風味を加えています。
また、ホイールは正しい形状のアルミホイールを手持ちのパーツから流用しています。

旧シャーシのためフロントのトレッドが狭く感じたので、スペーサーを入れて拡幅してあります。
補機類はサイドスカートで見えないので、特に再現していません。

表に見える塗装面が多いため、トラックというよりは乗用車キットの感覚で製作してみました。


 

55:日野レンジャー(2004年式) ニックなし
(アオシマ 1/32)

 




 

アオシマの「リボーンプロジェクト」以降発売されたフレイトシリーズのキットです。
一番星を除くとフレイトシリーズの内容を持ったキットは初めて組みましたが、
何も問題なく組みあがっていくのは感動的ですらありました。

ホイールやミラーなどがメッキ処理されていたので、ノーマルではなくちょっと飾った仕様にしてみました。
荷台はちょっと低い感じがしたので、3oプラ角棒を挟んで根太上げしました。
サイドバンパーはバリューデコトラの三段バンパーを詰めて使用。リアテール周りは恋夢幻に入っていたパーツを使用しました。
リアフェンダーはメッキにしたかったので、フジミのダイナに入っていたものを付けてみました。
燃料タンクと工具箱はアオシマのバスロケットのランナーについている丸型の物を装着しました。
内装は茶色のモケット仕様にし、壁掛けシャンデリアを手持ちのパーツから流用しました。

基本となるキットがリアルなので、装着する飾りもなるべく出来の良い造形の物を選ばないと、そこだけ浮いちゃいますね^^;

日野の箱車で、付属デカールのナンバーが千葉ナンバーで・・77というところに
担当の方のマニアックさが窺えます(笑)

※2015.1.18追記  アンドン類を中心に、ちょっと飾りを追加しました。
※2015.4.15追記 箱マーカーを取り付け、ホイールを19.5インチアルミに交換しました。
※2015.12.3追記 自分の組立てが悪かったためか^^;シャーシの建てつけが悪かったので、
手持ちのフジミシャーシに足回り部品を移植して組みなおし、箱に囲み文字を追加しました。
※2020.8.29追記 内装を赤の金華山にしました。

 

 

56:日野レンジャー4D 帰ってきた流浪星
(アオシマ 1/32)

 






私が初めてデコトラのプラモデルを作ったのは、確か小学校四年生の時だったと思います。
クリスマスプレゼントでもらった断突レンジャーの流浪星と、ミニデコトラ爆走野郎の飛雲でした。

乗用車のキットと比べて特に難しいということもないのですが、強いて言うならマーカー等細かい部品が多いのと、
メッキパーツはプラ用の液体接着剤ではつかないという点ぐらいでしょうか。
もっとも、当時はセメダインでガンガンくっつけたり剥がしたりしてましたが(^^;)

で、やはり初体験というものは特別なもので(笑)、流浪星と飛雲は自分の中で別格のキットとなりました。
飛雲に関しては金型もおそらくないでしょうし、キットをオークション等で全く見かけることもなく、今となっては幻です。
流浪星はたまにみかけるものの、プレ値がついていてとても手が出ない…。

そんな中、バリューデコトラでレンジャー4Dの「ヨコモチ根太郎」が発売されました。
なんと、その中には流浪星と同じパーツが!とっくに金型改修でなくなっていたと思っていたのに…。

で、ヤフオクでたまたま見つけた荷台両サイドのシール画像を拝借して(現物が欲しかったのですが競り負けました^^;)、
自分なりに再現したのがこの車です。

基本はヨコモチ根太郎に付属していたパーツですが、バイザー・ミラー・ハシゴ等は当時のものに似ているもので代用。
上部デッキのパーツはヤフオクで別に入手しました。
アンドン文字と荷台は手持ちのキットから流用しましたが、メインアンドンだけはさすがに自作しました。
この荷台はリアリティという点ではお話にならないのですが、アオシマのデコトラらしい雰囲気はものすごくあります(笑)
リアペイントはネットでいい雰囲気の画像を探して使用しました。

マーカーはキット付属の大きいものを使うか迷いましたが、結局フジミ製を使用しました。

こうしてみると、やはり荷台のペイントに本物(のデザイン)を使うことができたのが大きいですね〜。
これがないと流浪星に見えませんから^^;

 

※2016.02.14追記
アンドン文字を、当時の箱絵画像を参考に作り直してみました。
飾りも若干変更しました。
ちなみに、変更前はこんな感じでした↓

 

57:日野レンジャー4D+5 ニックなし
(アオシマ 1/32)



天守閣のキャブをじゃりぱん豚助のシャーシに組み合わせて製作しました。

実はこの車、恋夢幻と同時進行で製作していたのですがどうにも仕様が決まらず半分放置状態で…^^;
結局、実際に建築業や農業などで使用されていそうな、シンプルな感じでまとめてみました。

パンパーは純正やグレートタイプなどと悩みましたが、この型のレンジャーが現役で走っていたころ最新だった
クルージングバンパーを前出しで装着しました。
バンパーサイドはジャンクパーツを加工してスリット仕様にしてみました。
マーカーは夜走らないのでつけずに、蛍光灯のみでシンプル仕様という設定です。

全体的にレトロ調ではなく、90年代の雰囲気を狙ってみました。

※2015.12.3追記 いったんフルアートになった後、売却されて大物の飾りが外された…という感じに仕様変更してみました。 
※2017.3.26追記 シャーシ周り破損のため解体しました。



 

58:日野レンジャーSS (有)丸芝農園
(アオシマ 1/32)

 

 



 

じゃりぱん豚助とヨコモチ根太郎の余った部分を集めて作った車です。
今のデコトラキットは不要パーツも多く入っているので、いろいろアレンジもできて楽しいですよね。

荷台はヨコモチから、キャブとシャーシはじゃりぱんのキットから流用です。飾りは手持ちのパーツを適当に組み合わせてみました。
一応フロントのトレッド調整はしてありますが、作業が雑だったためかアライメントが狂っています^^;
ホイールキャップはアオシマ製を使用。ちょっと平べったい形状なのが残念ですが
、この年代のトラックはやはりこのタイプのホイールが似合うので使用しました。


最初の段階でキャブを赤ヘルにしていたので、由加丸に憧れて会社のトラックを精一杯飾ってみた…というような
雰囲気を出してみたかったのですが、 どうでしょうか?

 

※2015.9.10追記 部品取りにするため解体しました。


 

59:日野レンジャー4D ヨコモチ根太郎
(アオシマ 1/32)

 

 






ヨコモチ根太郎はパーツが充実しているのと、箱絵のままの仕様も魅力的だったので
流浪星仕様にしたもの以外にもう一台購入しました(笑)

基本的に箱絵に沿って製作しましたが、ボディカラーはツートンにせず単色にしてみました。
元の燃料タンクは渡り鳥へ流用したので、こちらは大型のキットから流用です。
マフラーは不要部品のダブルマフラーを付けてみました。

アンドンは新金型のアルナを使用せず、あえて昔からあるマーカー付のタイプにしました。
こちらのほうがより80年代っぽい感じがして^^
アルナ大に相当するメインアンドンはほとんど同サイズでしたが、アルナ中相当の方は横幅が少し広いので
アンドン文字両サイドの模様をプラカラーで書き足してあります。

グレートタイプのバンパーの下部にマーカーを並べるのも、80年代の定番でしたね〜。
こちらはフジミの角マーカーを使用しました。

※2018.07 売却しました。

 

60:いすゞフォワード 花電車
(アオシマ 1/32)

 

 





80年代の羽衣会に多かった、マーカーとウロコステン中心の飾り。
それは同じく電飾の派手さを誇る関西風にも引けを取らないものでした。
中でも、二代目大吼丸をはじめとする、フォワードをベースにした平ボディ車達の完成度は素晴らしいもので
当時実車を見ることができなかったのが悔やまれます。

このキットは、そんな名車たちを意識して製作しました。
ベースキットはエアロ仕様のフォワードですが、使用したのはキャブぐらいで、ほかはすべて他キットからの流用です。
荷台は旧金型のウイングボディの下部のみ使用。飾りは手持ちの物を使用しました。

技術がもっとある方なら二代目大吼丸の完全再現などもできるのでしょうが、自分の技術ではこのぐらいが限界です^^;

 

※2015.4.15追記 デッキ上部を追加して二段にしました。
でもこのデッキだと、どちらかというと初代大吼丸ですね^^;
※2020.8.29追記 リアバンパーを変更しました。
このテールパーツ、以前からこの仕様に合うな〜と思っていましたが、まさか金型が残っていたとは…