プラモデルギャラリー2

 


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:イノチェンティ ミニクーパー1300
(イマイ 1/20)






今は無きイマイ製のミニクーパーのキットです。
イギリス版ではなく、イタリア版のイノチェンティです。そのため左ハンドルです。
このころのキットって、同じシリーズ内では1/24の乗用車とスケールを揃えるのではなく、箱の大きさを揃えるような風潮?があり
こういう小型車は1/20が多かったような気がします。

キットはモーターライズ仕様で、そのため各部はかなり剛性感があります。
シャフトは金づちで打ち込むという方式。これでホイールを破損した経験をお持ちの方も多いのでは?(笑)
内装は電池を収納する関係で上げ底ですが、1/24の上げ底キットほど極端なものではなく、それなりに再現もされています。
ただし、ドア内張りはありません。

なぜ本家のイギリス版ミニじゃないのか?と思いましたが、おそらくバリエーションキットなんでしょうね。
その割にはエンブレム類はモールドで再現されているので、ボディは共用できなさそうですし…。
ちなみに、そのモールドされたエンブレムは塗装で埋まってしまったため^^;ネットで画像を検索して見つけたものを
紙に印刷して貼りつけました。
ボディカラーは旧日本海軍機色をそのまま吹いています。
また、トレッドがとても狭かったので、スペーサーを使用して幅を広げ、ミニらしい踏ん張った感じにしてみました。

※2016.11.18 譲渡しました。

 

12:スバル レックスコンビ XLサンルーフ
(アオシマ 1/20)




スバル360時代から続くRR方式をやめ、FF方式へと転換したモデルです。
また、アルトの大ヒットを受けて、こちらも商用登録の「コンビ」を追加しました。
このキットはそちらを再現したものとなっています。

キットは元々イマイ製で、イマイ無き後はアオシマが金型を引き継ぎ再販しています。
部品の合いも古いキットとは思えないほどしっかりしています。
ボディは素晴らしい出来で、内装もよく再現されています。
ただ、 元々モーターライズキットのためリアシートは少し上げ底で、しかも商用車のはずがかなりしっかりしたリアシート(笑)
まあ、完成すればほとんど気になりません。

社外アルミ付なのと、サンルーフが最初から開口されているのでキット通り組みましたが、色だけは白にしてみました。
技術があれば、1/24からスチールホイールを流用したり、サンルーフを埋めてモール類を削ったりして
低グレードを再現するのも面白いかもしれませんね。

サイドのストライプを左右反対に貼ってしまい、「REX COMBI」の文字が前後逆になってしまいました^^;

※2018.06.10 売却しました。

 

13:ダイハツ クオーレMG L55S
(アオシマ 1/20)

 



こちらも旧イマイの軽自動車シリーズです。
同じくアオシマから再販されています。
また、 同型車は同じ1/20でミラが旧LSから、また1/24で旧日東、1/32でウォークスルーバンがアリイ(旧LS)が出ています。

このキット、大ヒットした「ミラ」ではなく、あえて「クオーレ」でモデル化されているのが非常に興味深いです。
といっても、外見は3ドアであればどちらも同じなんですが。
このシリーズはすべてシャーシが共用なのですが、クオーレが一番おさまりが良い気がしたので、
リアシート下に電池ボックスを入れる関係で乗用登録のクオーレを選択したのかもしれません。

ボディはとても雰囲気がよく、実車を的確に再現していると思います。
また、不要部品としてシャコタン仕様のパーツが入っており、80年代のギャル車を再現することも可能です(笑)

ボディカラーは箱絵と同じ青にしました。クレオスのインディブルーをそのまま吹いてあります。
実車でもこんな感じの色が実際にあったようです。
また、このシャーシはタイヤハウスがなくて中が見えるため、プラ板で適当に壁を作って目隠ししてあります。
リアにはエンブレムがモールドされていましたが、塗装したら消えそうなぐらいボケていたので削りました。

※2018.06.10 売却しました。

 

14:スズキ アルトMS-ZCサンルーフ SS30V
(アオシマ 1/20)

 



こちらも同シリーズのアルト。
このほかにセルボもありますが、現在絶版のようで入手が難しいようです。
まあ、旧LS版を持っているので良いかなと(笑)
ちなみに、このアルトも絶版のようですが、たまたま店頭で見かけて購入しました。

キットはサンルーフが付いているので、最初のマイナーチェンジ時のモデルを再現したようです。
説明書の色指定では内装はグレーになっていたり、バンパーが黒だったりしますが、
この代であればベージュ内装、銀塗装バンパーが正しいようです。
初期型の内装や、後期型の樹脂バンパーあたりと混同しているのかもしれません。
まあ当時は頻繁に仕様変更があったりしましたし、古い車なので自由に仕上げればそれでよしとも思います。

初代アルトといえば赤いボディが定番ですが、セルボ・クオーレと並べて赤青黄としたかったので、
アルトは黄色にしました。
黄色は実際にあったボディ色みたいですが、画像検索してもほとんど見つかりませんでした。

2ストエンジン、単一グレードで47万円でデビューし、軽自動車市場に革命をおこしたアルトも、
市場の要望に応えるためか? マイナーチェンジで4スト追加したり、グレード追加を繰り返していきましたね。
80年代自動車市場の勢いを感じさせる一台であると思います。

※2018.06.10 売却しました。

 

15:ホンダ シティR AA
(イマイ 1/20)







旧イマイ製のシティです。
1/24のキット同様、おそらく現在はアオシマが金型を持っているのではないか?と思いますが、
1/20という今では標準的ではないサイズのためか、元々アオシマには自社製の1/24シティがあるためか、
再販はされていないようです。

シティは当時としては常識を打ち破る独特なスタイルで大人気となり、各社からプラモデルやミニカーも数多く発売されました。
その中でも、このイマイ製はボディの雰囲気も良くできていると思います。
ただ、シティのキットには付き物の(笑)モトコンポは入っていませんでした。

シャーシはモーターライズで、内装はイマイ式のリアシート下に電池が入る構造です。
タイヤがちょっと太すぎる感じがしますね。
バンパーが別部品なので、塗り分けしやすい構造になっているのが良いところです。

画像で見ると、グリルとボンネットの境目の筋彫りがガタガタですね…^^;

※2018.06.10 売却しました。

 

16:トヨペット クラウン RS
(マイクロエース 1/32)







1/32オーナーズクラブシリーズのキットです。
もとはLS製で、現在はマイクロエースから再販されています。

クラウンは他社が外国車のノックダウン生産をする中、初の本格的純国産乗用車として誕生し、
輸出もされたものの当時は全くお話にならない性能だったそうです。
そうした所から改良を繰り返し、トヨタは今日の地位を築くに至りました。

キット自体は部品点数も少なめで組みやすいですが、金型がかなり傷んでいるのかバリやキズがかなりありました。
シャーシも歪みがあるのか、画像で見ると後姿が傾いてますね…。
1/32と小さいので、ちょっとした歪みでも目立つんですよね。

メッキ部分の多い車なのですが、今回は手軽にすべて塗装で済ませました。
ボディは一応磨きましたが、リアは磨ききれてないです^^;
価格が安いわりに素性はとても良いので、技術のある人なら1/24並みにリアルに製作できるんでしょうし、
「ちょっとプラモでも作ってみようかな」という人でもとっつきやすいと思います。

 

 

17:トヨタ パブリカ UP10
(マイクロエース 1/32)









こちらももとはLS製で、現在はマイクロエースから再販されています。
ポイントとなる部分もクラウンとほぼ同様です。

パブリカは国民車構想により誕生した車で、シンプルでクリーンな内外装で理想を追った車でしたが、
高級感を求める市場の声に応えるためにどんどん華美になっていき、ついに消滅といった歴史があります。
同じトヨタ車では、たとえばFFカムリ/ビスタなんかも似たような経歴ですね。


ボディカラーは実車にどんな色があったかわかりませんので、無難に クレオスのグランプリホワイトにしました。
まあ、塗装技術や防錆も未熟な時代ですから、板金塗装で色替えなどが今より多かったでしょうし、
純正色にこだわる必要性も薄いのかなとも思います。

それにしても、こちらも小さいので粗が目立ちますね^^;
現物を手に取ってみていると意外と気づかないのですが、こうして画像で見ると丸わかりです。

 

18:ニッサンディーゼル レゾナ ネオエンペラー 
(アオシマ 1/64)








ミニデコNEXTシリーズの一台です。
アオシマのデコトラシリーズは多種多様なサイズ、車種で膨大なバリエーションがあります。
その中でも、このシリーズはスケールモデルとしては最小の1/64です。
(かつては1/60表記でしたが、現在のトミカ等の標準に合わせて1/64にしたのではないかと思われます)

キットは昔からあるミニデコのキットで、同社唯一となる日産ディーゼルがモデル化されています。
行方不明になっていたフルトレーラの金型が偶然発掘されたらしく、久々の再販となりました。

基本的に新規パーツはなく、昔のものと構成は変わりません。
両サイドのペイントは、おそらく初代「皇帝」のものと同じではないかと思います。
元々創造のプラモデルなので、パーツの配置は多少アレンジを加えました。
ボディカラーはクレオスのメタルバイオレットで、窓はクリアーグリーンで塗りました。

このキットも上の1/32オーナーズクラブと同様小さいので、シャーシが歪んでしまったらしくタイヤが一部着地してません^^;
小さいキットこそ、仮組と調整が重要だと改めて思いました。

 

19:ダイハツ ミゼット1957年型 DK 
(マイクロエース 1/32)

 





軽オート三輪の代表的なモデルであるミゼットです。
初期型はバーハンドルでライトも1灯のみと、自動車というよりバイクに荷台と屋根をかけただけのようなものでした。
もっとも、当時はとても高価な買い物だっただろうと想像します。

キットは旧LS製で、現在はマイクロエースから再販されています。
シリーズ中でも割と初期のものになりますが、部品点数を抑えながらも非常に再現度は高く、
また部品の合いも良好で、組み立てに際し特に難しいところはありません。

ボディカラーは、クレオスのミディアムブルーとタミヤのデザートイエローのツートンにしてみました。
あまり艶々でも雰囲気が出ないと思い、クリアーは半光沢のトップコートを使用しました。

このキット、私が初めて作ったタミヤのR30スカイラインセダンと一緒に購入して作ったもので
個人的に印象深いものです。

 

19:ダイハツ ミゼット1959年型 MP5 
(マイクロエース 1/32)


 



初代をさらに改良し、より乗用車的になって登場した2代目です。
長期間にわたって生産されたため現存率が比較的高いのか、旧車イベントなどでも割と見かけますし、
またドラマや映画などに使用されることも多いモデルです。

キットはこちらも旧LS製です。
構成は初代とほとんど同じで、こちらも非常に組みやすいものとなっています。
初代・二代目共に、LS時代の初期キットはゼンマイで走行できるようになっており、
車体左側にリューズの飛び出る切欠きがあったりしました。

ボディカラーはタミヤの明灰白色で、半光沢のトップコートを吹いています。
純正色っぽい色合いで、なかなか良い雰囲気になったと思います。